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弓道場 新築 有明高等学校様

概要
高校の敷地内、グラウンドの一角に高校弓道部のための弓道場新築工事の設計施工
弓道場の主な構成は、射手が弓を引く「射場(しゃじょう)」、射場から28m離れた位置に的を設置するための「的場(まとば)」、「射場」と「的場」をつなぐ渡り廊下のような「矢取道(やとりみち)」の建物3棟、加えて「射場」と「的場」の間の「矢道(やみち)」となっています。

<お客様からのご要望>
近的競技5人立ち用の弓道場として、北側に射場、南側に的場を配置してほしい。
射場の天井高さは4mを確保、射場に付属する部屋として更衣室を、また、巻藁室を設けないかわりに、巻藁台として使えるよう巻藁を入れるためのドラム缶を外壁面に取り付けてほしい。
また、矢の飛び出しなどの事故防止のため、矢取道には矢道側に壁を、弓道場の周囲に適当な防矢ネットを設けてほしい。

<ご要望に対してのご提案や工夫したところ>
射場、的場、矢取道の3棟とも木造平屋建てですが、射場と的場は約11mの開口が必要となるため、梁の一部に鉄骨での補強を行なっています。
射場の内部の床は足触りのよいなめらかな木肌の無垢のヒノキ材、壁は高さ2mまで無垢のスギ材とし、的に向けての開口には近的競技5人立ちであることから、日常的に使いやすいよう5分割したシャッターを、シャッター上方には長さ2mの庇を設けています。
外観は建屋3棟とも切妻屋根、外壁は木材あらわし、もしくはダークブラウン色を基調とし、武道としての弓道場にふさわしい静謐な佇まいとなっています。
また、安全性を確保するため、矢道に矢よけネット、弓道場の周囲2面に高さ5m、総延長46mの防矢ネットを設け、的場の看的所の覗き窓にはアクリルパネルを取り付けています。











<担当建築士から>
射場の玄関から一歩入ると、幅11m×奥行7m×高さ4mの柱のない大空間と、的場に向けての約11mの大開口に圧倒されますが、床と壁の無垢材の質感が落ち着いた雰囲気を醸し出し、とても心地よい空間となっています。
夜間照明も完備しており、これまで校外の道場で部活動をされていた部員の皆さんが存分に練習されることと思います。今後のご活躍が楽しみです。
担当 一級建築士 下田雅子
工事の様子

後日訪問したところ、顧問の先生が、夜もしっかり練習できて、満足している、よかったです」と嬉しそうに話されてました。ありがとうございます。今後もサポートさせていただきます。


